
【連載第1回】なぜ、9割の駐車場を「広げる」必要があるのか?
最近、読書の方法が変わりました。
1冊を順番に読み進めるのではなく
相反する視点を、同時に自分の中へ取り込んでいます。
大人が用意する構造化
小さい人から湧き上がる自発性
この2つの軸をかけ合わせて読み解くことで
これからの現場のあり方を探っていきます。
今日から連載として書いていきます。ㅤ
日本の教育環境を「駐車場」に例えてみましょう
現状はこうです 全体の9割は「一般車用スペース」
ここは幅が狭く、隣との間隔もギリギリ 高度な駐車テクニック(空気を読む力・集団行動)が求められます。
残りの1割は「優先スペース(支援枠)」 ここは幅が広いですが、「特別な診断や配慮が必要な車」しか停められません。
問題は この「極端な二択」にあります
「完璧な運転」はできないけれど 「特別な配慮」を受けるほどでもない
そんな ほんの少し不器用なだけの 小さい人 はどうなるか。
「早く運転うまくなれ!」「枠からはみ出すな!」と
9割の狭い枠へ無理やり押し込まれるか 申し訳なさそうに 1割の枠へ移るしかありません。
でも 私が目指しているのは この比率の「完全な逆転」です
- 【逆転の駐車場理論】
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• 90%のエリア(新・標準)
誰もがドアを全開にしてもぶつからない、広大で自由なスペース
ここでは、自分のペースでアイドリングしてもいいし、斜めに停めても誰にも迷惑をかけない。
• 10%のエリア(特設)
「ビシッと整列したい」「競争したい」というニーズを持つ人のための、管理されたスペース
これは「甘やかし」ではありません。
「繊細な小さい人が、安心して深呼吸できる場所」を
標準仕様(デフォルト)にすることこそが
結果として、すべての小さい人(定型発達児含む)にとっても
余計なストレスなく本来の性能(野性)を発揮できる「最強の環境設計」だからです。
狭い枠に入れる訓練にエネルギーを使うのは、もう終わりにしませんか?
まずは大人が、その窮屈な白線を消して、9割の広場を作ることから始めましょう。




