還すラボ

小さい人たちに彼らの時間を還す

還すラボについて

「見守る保育」は 理想論ではありません.
現場の実践です

しかし 毎日の業務はあまりに多い
保護者からの期待 若手保育者の育成という現実の中で
本当に大切なことを見失いそうになる瞬間がある

その状況を
私たちは「仕方ない」で終わらせません

どうすれば「大切なこと」を守り
未来へ繋いでいけるのか

その答えは
「実践の記録と共有」にあると 私たちは考えます


私たちの記録は 誰かを変えるためのものではありません
すでにあるものを 客観的に映し出すだけです

それは
一人の母親が 自分自身の力で
新たな視点に気づく きっかけになりました

以下は 私たちの上映会が
ある保護者様にとって「鏡」になった記録です

私たちが撮るのは 運動会や発表会ではありません

泥だんごを ただ握りしめている時間
ケンカして 誰も助けてくれない時間
集団からポツンと離れて 空を見ている時間

そうした日常の断片にこそ
職員の方々ですら見過ごしていた
貴園の保育の「核」が隠されています

それは 誰にも真似できない実践の記録であり
貴園だけの「生きた教科書」になります

私たちの撮影スタイル

保育を止めず 輪の外から静かに「居る」
彼らの世界を邪魔しないことが 私たちの基本姿勢です

ボーっとREC

大人が「何もしない」と判断する時間に
私たちはカメラを向け続けます
小さい人は止まっているのではなく
探求し 準備しているからです

ゲーマーカメラ

私たちが撮るのは きれいな映像ではありません
その人の“主人公視点”を追体験するような映像です

これによって 観る側は
「この人はこういう世界に生きていたのか」と
理屈ではなく 身体で理解できます

私たちの仕事の進め方

私たちの仕事は カメラから始まりません
観察からはじまります

私たちはまず 手ぶらで園へお伺いし
ただそこに在るものを 見つめます

小さい人たちが どう動き
大きい人たちが どう振る舞い
その間に どんな距離があるのか

ありのままを理解するため
時には 彼らの遊びに加わることもあります
導くためではなく 彼らの視点を手に入れるためです

その上で 現場の全員と対話を始めます
正規・パートの区別なく

私たちが外から見た「客観的な事実」と
皆様が中で感じる「主観的な実感」

その二つがぶつかる場所にこそ
貴園の保育の「核」があると信じているからです

これが 私たちの仕事であり 覚悟です

私たちは ただ撮るだけの映像屋ではありません
映像という“動かぬ証拠”を突きつけ
小さい人の世界に対する 大人の安易な解釈や介入に
「待った」をかける存在です

なぜそこまでやるのか?

理由は ひとつです

大人の計画の中で こぼれ落ちていく
あまりにも多くの時間

その中で 小さい人たちが生きていたはずの
豊かで 複雑な時間

私たちは その価値を
知っているからです